風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『二十六夜待ち』

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震災により叔母の家に身を寄せている由実
アルバイトで小料理屋に勤めるが店主の杉谷は記憶を失くし孤独であった。

震災後街は復興しても心はあの時のまま
全てを失った女と記憶を失った男が求め合うのは必然なのだ。

取り戻せない過去
人のアイデンティティって過去の連続した記憶にあると思うんですが
それが失われ何者だったのか?分からない心理的恐怖は心を蝕むのも分かるな


しかしどんな哀しみがあろうとも生きて行かないとならない。

彼女が言う「8年の記憶」それを受け止めて未来へと目を向けること

生きる意志を持った二人の未来に幸せがありますように・・。