風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『関白秀次の切腹』 矢部 健太郎

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秀次切腹事件「実子・秀頼のために秀次を切腹させた」という通説は本当なのか?
膨大な資料から謎に挑む。

関白秀次の切腹だけに留まらず
女性と幼児を数十人もの人を三条河原で公開処刑した
あまりにも残酷であり
秀頼可愛さに晩年に血迷ったか?とかいろいろと言われてますが

著者の考察では
秀次は自ら高野山へ登り、身の潔白を示すため自ら命を断ったという説

それを裏付ける資料や
秀吉からの沙汰が時間的に無理であることなどで検証。

どうやら後付けの謀反の罪により一族の殺害へとなったと結論着ける。

400年前の謎が文献や地理、周りの反応など
今解き明かされ、都市伝説レベルではなく
かなり納得出来る説に歴史を妄想するひと時。

興味深い歴史ミステリー探訪となりました。