閑静な住宅地で陰惨な殺人事件が発生
”怒”と言う文字を残して逃亡した犯人を追う刑事
東京、沖縄、千葉を舞台とした3つのストーリー・・果たして犯人は・・?
先に原作を読んだのですが
『怒り(上)』 『怒り(下)』 吉田 修一
https://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/62852833.html
映画版のキャストは渡辺謙、森山未來、松山ケンイチ、綾野剛ら豪華で映像も凝ってるし
原作の不気味さを映像で表現し力が入ってるので先に原作読んでても納得でした。
さて、中身は原作の時にも書いてますが
それぞれに疑わしき人間とそれを信じたい人
または信じた為に裏切られ傷付く人もあって
このカタチのない信じるってことが、どれほど困難で悲劇を生むのか?
だからこそ信じることの尊さ、重さがあるもので
人の悲劇とはそこにあるのではないかと思ったりします。
もう一つの怒りについても同じで
カタチにないものが
輪郭を持つ時に世界を一変させる破壊力となるものですよね
人の存在する限り
人は信じること、怒ることは運命を変貌させ
心に生まれたものが多くの人に影響させ狂わせるもので
芽生えた怒りをどう受け入れるのか
人生の分岐点かも知れないですね。
信じたい気持ちとの葛藤で
人はいつも迷い彷徨う
その先に思う未来があることを願いたい。
悩める子羊を救いたまえ!!