風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「見知らぬ妻へ」 浅田次郎

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上手い!
8つの短編集からなる作品ですが
この短い短編の中で多くの情景が上手く書かれてました
特に自分が知らない世代の時代の空気、心情が
何の違和感も無く心豊かに描かれていましたねぇ
その巧みさの為だろうか?
いつの間にか心動かされてました
巧みな表現もですが
自分にある何かしらの登場人物と
共感する立場や時代を越えた思いが
自分の心を動かされるのでしょうかねぇ?
流行の中で埋没する普遍的な価値感
そんな普遍的な事に気が付くそんな作品・・。
夏休みに感傷に浸るのもいい
心の田舎への夏休み・・
そんな作品でした。