風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「ヒトラー~最期の12日間~」

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良し悪しは別として
20世紀最大の人物はアドルフ・ヒトラーであるだろう
大戦により5000万人の死者は人類史上最大規模の戦争を
巻き起こす中心人物だからだが
彼を悪で切り捨てれば、その時点で思考は停止しますよね。
以前、読んだ彼についての本や史実の真意はどうなのだろうか?
勝てば官軍とばかりに
勝者は正義と言われてるのは世界何処も同じ
今だにアメリカは世界最大の覇権国で
アメリカの原爆投下を大量漁虐殺だと公的に言う国はあるのか?
まぁ、これを真実と見ないと映画が楽しめないので・・。
この中で描かれたヒトラーは最期の12日だけあって
悲惨の極みだが・・。
あんなに惨めな総統があれだけのカリスマを持つ事は出来るのだろうか?
いわゆる滅びの美学も何もないじゃないか・・。
英国でも船と運命を共にする船長
日本でも殿と運命を共にする家臣
ナチスでもヒトラーと運命を共にする将軍も数多く存在したが
現実には立ち去るものは思いを遂げ
残された者は現実と直面しながらカッコ悪くも明日を生きる
しかし生きる事は全てを昇華し何かに変えてエネルギーとして
明日を築く事じゃないだろうか?
明日のない人を見るのは切なく虚しい気持ちにさせるのは
その為だろうか?
そう言う意味で幼子を毒殺するシーンは特に切なかったなぁ。
しかしヒトラーが最後に選んだ死に込められた
真意は不明だが、あぁするしか仕方ないでしょうねぇ。
同じ死でも失意の中で無くなる死もあれば
大往生する死もある。
死は同じだが心情は違う
満足いく死を迎えるまでかんばって生きよう。