コラムと短編しか読んだ事がなかった
私のイメージからは想像出来ないこの作品
出て来る人間は目に見える世界が全てじゃないそう訴える
当然、見える物が全てではないが
精神世界の中にしか生きてる訳でもない
人は皆バランスを取りながら危うい橋を渡ってるのだよね。
アンテナの中では母は宗教に嵌り、弟は精神病と診断され
主人公も実は自傷癖を持っていた
精神世界に大きく振れた時
やはりバランスをとるには精神的な力しかないのだろう
彷徨いながらそれでも明日を生きる
何の為に?生き詰まりに思える現実を生きるのだろうか?
「個を超えて命の永遠を渇望する生き物としての祈りが40億年
私達を繋いできた根源的パワーなのかもしれない」とナオミからの手紙にあったが
日常の騒音に掻き消された心の声を耳をすませて聞いて見る事を
謙虚に行い事も必要なんだよねぇ。
自分の心の声を聞いてるのか?