風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「神の子どもたちはみな踊る」村上春樹

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阪神大震災に関連させた「UFOが釧路に降りる」
「アイロンのある風景」
神の子どもたちはみな踊る
タイランド
「かえるくん、東京を救う」
「蜂蜜パイ」の6篇からなる短編集ですが
阪神大震災のその後とその前で何が変わったか?
人々はあの恐怖が嘘であったの様に日常が繰り返される
しかし、心の底には無意識に
理不尽な恐怖が存在するって事をあの地震は明らかにしたのではないかなぁ。
そんな事を意識の中で忘れかけた時
この短編を読んだけど
一つ一つの短編に哀愁漂う登場人物が登場し
異なった世界から共通した儚い強さを感じる。
「これからあなたはゆるやかに死に向かう準備をしなければなりません」って
タイランド」の台詞
明日、下って行く事を認める強さを持って生きる事が出来るのだろうか?
また時間が経ってから読み直したいなぁ・・。