風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ベロニカは死ぬことにした』

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自殺未遂で精神病院に入れられて
病院で10日の命と告げられる。
その後の心の変化を描いた作品だけど
『17歳のカルテ』や『クワイエットルームにようこそ』のような
リアリティや重みがないのは何でかな?と考えた時に
それぞれのエピソードが軽く描かれすぎて
説得力がないのが残念。
サイトで世界では戦争による死者よりも
自殺の方が多いって出てたけど
この映画は自ら死にたくなる気持ちの根本や
そうに至るまでの気持ちや再生の何かを見せないで
理解や共感は得られない。
しかし俳優陣や映像は新鮮だったなぁ
真木よう子さんの怒るシーンは内なる何かが
爆発して弾けるような表現がリアルで激しい
あの怒りがあれば本当は
人生に絶望する事はないと思いますけどねぇ。