この作品は第120回芥川賞受賞作品らしいけど
あんまり好きじゃないなぁ
「三島由紀夫の再来」というキャッチフレーズだったけど
私の好きな「憂国」「金閣寺」みたいな
エロさっていうかなぁ・・色気っていうのかな?がないよ・・。
文章の綺麗さだけの三島モドキって表現すればいいのだろうか?
そんなの三島じゃないし・・。
そもそも作家はその人の個性と文体を持ってないとね。
期待し過ぎたからかな?
印象的な本文ですが・・
本文ヘルメス選集から
「・・・そこで敢えて云おう、地上の人間は死すべき神であり、天界の神は不死なる人間である、と。」
この作品に出てくる
「錬金術師」「両性具有者」「唖の少年」「巨人」ってのは
まさにそれですよね。
だけども・・グッと来なかったなぁ・・