2007年度香港アカデミー賞最多15部門ノミネートの
潜入捜査官と麻薬密売人の絆と裏切りを描き
香港社会にはびこる麻薬世界に真正面から挑んだ衝撃作で
何の気なく見たんですが引き込まれました。
今日も麻薬で逮捕状の出たグラビアアイドルが
話題になってましたが薬物の恐ろしさが見事に描かれてました
「人間やめますか」ってCMが昔あったけども
ほんと一回虜になったら人って弱いものですね。
何かの記事にありましたが
砂漠で水を目の前にかざされるのと同じだとか・・。
うつ側もですが供給側の理論もありますよね
生産する貧しい地域
捜査する側のそれぞれの動きの中に入り込む
潜入捜査官物の臨場感。
なかなかの秀作です。
最後のシーンでなぜ人は薬をやるのか?って所に
『虚無感だ』って台詞があったけども
貧しく生息的な展望のない世界に
日々感じる虚無感
何だか頷ける自分の心の弱さ
条件さえ重なれば特別な世界の出来事ではないんですよね。
人間やめたくなるときありますもんね。