風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『超訳 ニーチェの言葉』白取 春彦 (翻訳)

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ニヒリズムや反宗教的思想といった独自の思想により
二十世紀の哲学思想に多大なる影響を与えた
十九世紀ドイツの哲学者ニーチェ
彼の言葉を元に膨らませて綴られた言葉
それが超訳ってことかってー読みながら気付きました・・。
この言葉について本文にありましたが
「心をもっと大きくする」って言葉を元に書かれた内容を掻い摘んで引用するとー
「・・考えを言うとき、私たちは持ち合わせてる言葉で表現する
たくさんの言葉を知ることは、実は沢山の考えを持つことになるし
ずっと広い可能性を手にすることになる。
・・言葉を多く知ることは、この人生の道をとても歩きやすくする手立てになるのだ。」


この言葉の持つ力を私も信じてます。
多くの書物に触れて考える時
心は自由に過去や未来へ場所も世界や宇宙、深海と無限に
人種や性別をも超えた言葉に触れることで
心に何らかのモーメントを生み
新たな何かが心に生まれる。
それは勇気を言うものであったり
孤独や悲しみだったり
そんな無数の感情に満たされた時
言葉の力や広がりを感じるんですよね。
そんな言葉が詰まった232編のニーチェの言葉、楽しく読みました。


もっとここに記しておきたいんですが・・。
軽く触れますと・・・。
「信頼が欲しければ行動で示せ」
のっぴきならない状況での真摯な行動のみが、人の信に訴えるのだ

「自分自身を見つけたい人に」
自分が真実に愛したものはなにか?自分の魂を高みに上げたものが何であったか?
何が自分の心を喜ばせたか?この問いに答えた時本質が明らかになる

「所有欲の奴隷」
人生とは限りなく多くを所有するために与えられた時間ではないはずだ

「真の教育者は解放する」
あなたの能力をフルに発揮できるようにさせてくれる人こそが
あなたの本当の教育者である

この本は栄養の詰まった果実とでも言えばいいもかなー
この栄養を生かすのはやっぱ行動ですね。
やっぱり私は言葉の力を信じてます。