風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『英国王のスピーチ』

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実話を映画化した英国のジョージ6世のお話。
吃音に苦しみながら、言語聴覚士との友情と夫婦愛で克服し
第2次世界大戦下の国民たちを励ます演説に至る物語。

国王でも特別じゃない、人なんですもんね。
プレッシャーやメランコリーに襲われるものだし
時には癇癪も起こしたり心細い時もある
善良な王と呼ばれたジョージ6世は
その繊細な神経だからこそ後に善良な王と言われる王になれたのだろう。
生きてるとそれぞれに葛藤があるもんですけど
治療中で印象的なシーン

言語聴覚士と王の
二人の会話から傷つける言葉を放ち
一人は立ち止まり一人は霧の向こうに消えてしまう
あのシーンが何とも印象に残ったなぁ・・

お互いが吃音症と向き合い
その背後にある人と真剣に向き合い
傷ついた心を解きほぐすのは
やはり人の心なんですよね。
あの治療方法ってよりも
言語聴覚士ライオネルとの
心の交友に答えはあるんじゃないかな?
真摯に向き合うって大事ですね。


第83回アカデミー賞作品賞受賞作品。