風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『プリンセス トヨトミ』

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この突飛な設定は万城目学ワールド全開ですねぇ・・

1615年の大阪夏の陣で断絶したはずの豊臣家の子孫が存在し
大阪人は秘密と豊臣家を守り続ける。

私のイメージの大阪人って
そんな秘密喋らないわけないと思ったりする・・
実利に生きるイメージですけど
実は情を優先する人達なのかも・・。

すべてを投げ打ち
大阪城に集まりゴーストタウンとなった通天角周辺の
シーンはちょっと面白かった
あぁー
面白いって言うと
鍵となるお好み焼き屋の大将が中井貴一さんで
何と!奥さんが和久井映見さん
そう!これって「平清盛」で忠盛の夫婦の設定と同じですね。
「それがどうした?」って言われそうですけど
発見すると何か言いたくなるものですね・・^^;

さて、この突飛な設定の中に家族の愛や意外性をぶち込み
強引とも言えるオチへ
話が進んで行きます・・。

父から子へと受け継ぐべきものとは何か?
受け継がれたものは豊臣だけじゃない
想いがハートに詰まってるんでしょうね。
浪花のど根性って感じで
もしも大阪国が存在したら・・
そんなIfがあってもいいかな
時には空想を楽しみましょう・・。