風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『脳がよろこぶ話―幸せを見つける五つの対話』 茂木健一郎

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茂木健一郎の以下の5人との対談。
・人は身体を動かさなくたって踊れる。魂があるから。(演出家・宮本亜門
・人間より、動物のほうがよっぽど悟りに近いと思う。(旭山動物園前園長・小菅正夫)
・脳という最大のミステリーを、文学と科学で読み解く。(作家・夏樹静子)
・気持ちのいい里山に通えば、きっといいことがある。(写真家・今森光彦
アインシュタインの理論を超えてはいけない理由はない。(物理学者・益川敏英

茂木さんの対談なんで
脳科学に結び付くんですが
御活躍されてるそれぞれの人生にはキーワードとなるヒントがあって
例えば・・

宮本亜門さんなら引き篭もりだった一時期の悲劇と喜劇だと言う彼には
新しい発想を閃きハッとする瞬間のメタ認知だったり

旭山動物園前園長・小菅正夫さんとは
閉園寸前の動物園から一大有名動物園に変えた
逆境を乗り切るものの考え方はすばらしし
日常でありがちなネガティブ スパイラルに落ちないポイントを学び

作家・夏樹静子さんとの対談では創造的に生きることの楽しさ
偶然性を楽しむ気持ち
思いがけない病魔の原因は思いもしない心因だったりと
作品同様ミステリー作品のようなお話

写真家・今森光彦さん
里山って言葉を使い出したのは彼らしいんですが
行ったことのない里山に存在する懐かしい風景では
思い出すことだとよく言ってますが
過去に経験したことと結びつくことで新しい発見がある
温故知新のお話とか

物理学者・益川敏英さんとは
個性的でありその個性がもっと平気に生きなさいと言ってますし

本編にあったけど
「偶有性の海にまみえることです。幸せについて多様なモデルを持つと言う事は
脳にとって有用なことです」
確かに多様性や思いもしない方向に進む対談は
脳に刺激があり多様なモデルがそれぞれの幸せを生み出す様は
世界そのもの脳を意識することも大事ですね。

そして何より脳に刺激があります
脳も筋肉みたいなもので多少の負荷がないと
弱っちゃうんじゃないかなぁ?なんて思ってます。
個性的で魅力ある人との対談は刺激的。