宇宙開発でロケット打ち上げに失敗した経歴を持つ佃航平の新たな挑戦。
第145回直木賞作品。
理想と違い現実は不正が罷り通り
権力に平伏す正義
無力な中小企業と個人の苦悩・・。
何らかの不満を抱え生きる日常に
自分の人生と重ね合わせ共感出来る内容ではないだろうか?
理想は正義が勝ち夢が叶う世界
ありたい世界、あるべき世界を
心地よく元気の出るストーリーが自然に描かれてることに
支持される理由があるんではないだろうか?
これは物語だけじゃなくて
夢で終わらせない強い気持ちが
日常の不条理を打破する痛快感!
決してノスタルジーじゃない未来への物語を紡ぐのは自分自身なんだよね
不平言う前に精一杯やろうじゃないか?と
この物語が背中を後押しする。
忘れていたなぁー
「舐めるなよ」って熱い魂を・・。