ホテルローヤルに纏わる短編
綴られる物語は北の大地のように
強く厳しく優しい・・。
2013年 -第149回直木三十五賞受賞作品
生きるってことは
問題を解決することが
目的であるかのように日々を費やし
命を削り明日を切り開くものなんだってつくづく感じるー。
心に響くなぁ~
ある時は「恋人から投稿写真撮影に誘われた女性」の
欲望に答えることと
自ら求める別の場所にあるものであったり
「貧乏寺住職の妻」が夫には言えない奉仕だったり
「親に家出された女子高生」も「妻の浮気に耐える高校教師」も
「働かない十歳年下の夫を持つホテルの清掃係の女性」
「ホテル経営者も複雑な事情」
それらの短編を思いだしてると
共通した伝えられない想いだったり
伝えられない悲しみであったりってものが
どこかで報われて欲しいと心底思うね
舞台のラブホテルでの日常と非日常に繋がる
生きるってことのリアルさが
何とも腑に落ちるなぁ~
人生ってものは心のあり方で
軽いようで重い
暗いようで明るい
両面を持ち合わせたものなんだって
改めて感じるんですよね。
それぞれに人生に真剣に直向きに生きるっていいな。
世界はどこかで繋がってるんでだよなぁ~