亡くなった人たちを悼みながら旅をする青年
生と死、悼むとは何なのか?
天童荒太の2008年の直木賞作品を堤幸彦監督が映画化。
事件や事故、それぞれに事情や背景、真実がある中で死に行く人を悼むとは何なのか?
亡くなった息子の真実を語る母親の涙するシーン
悼むことで救われる家族もある。
不意に思う。
8月は原爆の日や盆もあり先祖の墓に参り手を合わせ
心から死者を悼む
この行為によって自分の心も安定し
また、明日の暮らしの糧とし誓う。
人は悼むことで自らも癒されるのだ。
先人たちの生きたことに耳を傾け
多くの静かに死者の為に祈る
直向きな姿にも癒さる連鎖。
悼む行為の先にある世界を想像する。