風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『おみおくりの作法』

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ロンドンの民生係ジョン・メイの仕事は、身元不明で亡くなった人の“おみおくり”。
丁寧に時間を掛けて故人を知る人を訪ね葬儀へ導く中で展開する・・。
第70回ヴェネチア国際映画祭オリゾンティ部門で「監督賞」を含む4賞を受賞作品。

先進国の高齢化社会の到来
少子化孤独死の弔いって増える可能性が高いですよね

人の足跡を辿る中で時間も掛かるし
効率では片付けられない部分も多いが
物語の中で上司は効率的な事務的処理を求める。

効率と心の問題はあらゆる場面で訪れますよね。
この世界を覆うせめぎ合いを描くのに相応しい問題の答えがあるように感じます。 

人を大切にする社会
幸福で死ねる社会ってものを優先することは
生を優先することでもあるのだ

家族に接するシーンで心を通わせるのは
物質じゃない心なんですよね。

心無い社会の先にはあのラスト墓には訪れない。
やはり心あっての人でありたいですね。