風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ホワイトラビット』 伊坂 幸太郎

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予想外の要求する人質立てこもり事件。
事態は思わぬ展開に進むことになる・・。

伊坂さんの世界が広がり
読んでる間、夢中に捲るページ
このクオリティはさすがですね。

作品を振り返るとー。
犯人や警察への場面展開
時間を戻り背景に変わったりの変幻自在の小説
それに加えスピード感が虜にするツボなのかな。

読者を楽しませるネーミングの遊び心や仕掛け
別作品に繋がる登場人物やら仙台やオリオン座、
レ・ミゼラブル』の一節だったり
ちょっとしたサービスが全編に満載で一言で言うならば
これが伊坂ワールドなんだろうな。

物語に星座の神話が出て来るのですが
夜空を見上げて星と星を繋げて物語を想うって素敵ですよね。
そのエピソードじゃないけど

オリオン座を見ると物語をも思い出すかもな
ワンダーワールドに浸る幸せってある。