風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『カツラ美容室別室』 山崎ナオコーラ

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やっぱ凄い面白いは・・この作家の作品は何たって読書後の後味がいい
何でかな?
大きな感動もないけど自分過去や日常に繋がる世界が作品に存在してて
リアルな所に文章が巧みに軽くて視点が鋭いなどなどだけど・・
大事なことは私と核となる心のベクトルが同じ方向を向いてるのだろうなぁ。
好きな文章を紹介すると・・
「相手の心を覗くことは、相手の心を想像することとは違う。
 ただひたすら注意深く、全身を耳にして澄ますのだ。
答えは出さない。相手の心はわかることはないから
ただ、自分たちが平均台の上にいることを知っておく。
理解は不可能で、誤解だけは可能。知らない事を深めたくて心を覗くのだ」
そうだよねぇ
私が普段感じて思ってる事を文章になって表現するとこうなるのかなぁって思う
まるで自分が書いたみたいに言ってますが
ほんとそうそう!って思うんだよね。
次でも周りでは理解されなかった思いが表現されてますが
「男女の間にも友情は湧く。湧かないと思ってる人は友情はきれいなものだと思ってる
人は、親密感とやきもちとエロと好奇心をミキサーにかけて作るものだ。
ドロリとして当然だ。恋愛っぽさや、面倒さを乗り越えて友情は続く。・・・」
これも私の持論と同じ思いです。
そんなものじゃないかな?人と人の付き合いってのは??
4月で入社式って所も多かったと思うけどさ
どんな出会いがあるのかな?
その前の別れもあったわけですが・・
いい関係ってどんな関係だろうか?
その人との関係こそ仕事そのものよりパワー使うもの
一番消耗するのは人だったりしますよね・・。
ほんと不思議だな出会いってさ・・
本との出会いも一緒だけどさ。