『そして父になる』がカンヌ映画祭審査員賞受賞の
映画監督による初エッセイ集。
文章や音楽、映画、写真と
具体的に何かを表現しなくとも
何がしらの思いがそこに込められてて
何だか伝わるものってあると思うんですよね。
是枝監督のらしさ
それが良く分かった。
それは何かと言うとー
自らの視点や根底にあるものを損なわず
表現する為に誠実に一歩一歩生きてる
そんなスタンスがどの映画にもがあるそんな印象なんですが
まさに日常もそうなんですね。
キャストとの距離感だったり
オファーや作品を作るにあたっての心情が
作品を観た人ならば
何か共通したものを感じるんではないかな。
心を表現する時に
偽りのない心情を飾りっ気なく書いてるから
そこにらしさがある。
そんな気がします。
エッセイ集には、飾らない素の素材の集まりですね。