風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『歩くような速さで』 是枝 裕和

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そして父になる』がカンヌ映画祭審査員賞受賞の
映画監督による初エッセイ集。


文章や音楽、映画、写真と
具体的に何かを表現しなくとも
何がしらの思いがそこに込められてて
何だか伝わるものってあると思うんですよね。
是枝監督のらしさ
それが良く分かった。

それは何かと言うとー
自らの視点や根底にあるものを損なわず
表現する為に誠実に一歩一歩生きてる
そんなスタンスがどの映画にもがあるそんな印象なんですが
まさに日常もそうなんですね。

キャストとの距離感だったり
オファーや作品を作るにあたっての心情が
作品を観た人ならば
何か共通したものを感じるんではないかな。

心を表現する時に
偽りのない心情を飾りっ気なく書いてるから
そこにらしさがある。
そんな気がします。

エッセイ集には、飾らない素の素材の集まりですね。