第二次世界大戦のドイツ。フューリーとは一台の戦車につけられた愛称で
戦車を軸にそれぞれの戦いをリアルで躍動感のある激しいバトル・シーンの連続は圧巻。
第38回日本アカデミー賞 優秀外国映画賞受賞
最近の戦争映画はリアルな映像と音で映画に引き込まれ
その中での怒りと恐怖
圧倒的な両軍の暴力による殺戮の嵐の中
神の話が出ますが
人は状況によってはこうもなるのだってことと
命が一瞬でそれまでの生きた証と共に
紙のように軽く消え失せる凄惨な死の連続に神の意味を問うのも分かる。
迫りくる恐怖を乗り越え任務を全うさせるものは
強い怒りがそうさせるのだろうか?
ラストシーンでそこに残った戦場で沢山の兵隊の死体と
傷付き破壊されたフューリー
搭乗員の死体が語るものには感慨深いものがあります。
圧倒的にリアルでグロテスクな世界を体験し
心は別の世界を欲しそれを生み出すと信じる。