東野圭吾のベストセラー小説の映画版
殺人事件を軸に、容疑者の娘・雪穂と被害者の息子・亮司が歩む人生。
悲しみと重苦しさ、やるせなさが延々と続くこの話を
巧妙なトリックと数十年も追う刑事の存在が
それぞれの人生を際立たせ
主人公、雪穂は何を人生に求め
何を得ようともがいてるのか?
得たいの知れないものに恐怖を感じる
多くの人が心に傷を受けて
廃人のようになる関わりを持つ人々
不幸の数珠繋ぎ・・。
それ以上に雪穂の心は”無”だからこそ出来る行為としか思えない。
血が飛び散るとうなスプラッタじゃなくて
心理的に迫る恐怖って心の真まで凍りつきますね。
唐沢雪穂(堀北真希)が綺麗なだけに際立つ悪。
最近のニュースにもありましたが
生徒の自殺に教師の”いじめ”を知らぬ存ぜぬ。
大人を見て子供は育つんですよね。
この雪穂のように
大人の究極なエゴを見て育った子供って
心を無くすんじゃないだろうか。
未来の世界を築くのは子供
どんな世界を望むのか?
その傾向にも恐怖が胸を過ぎる。
先日の死体を遺棄してた山
私が降りた後に捜査が入り
遺体を発見したそうですが・・
動機はLINEで悪口だとか・・
日記「灰ヶ峰と二級峡ダムに雨・・。」
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/62038111.html
そんなことで人の命を奪うとは・・
白夜行まで行かなくとも
悲しみに満ち溢れた世界は傍にも存在するんですよね。
そんなことのない世界を人は築くことは出来ないのであろうか・・。