人工知能“サマンサ“に出会いオドアは魅了されていく・・。
『マルコヴィッチの穴』のスパイク・ジョーンズ監督作品で
なんと!先日レビュー書いた「ルーシー」のスカーレット・ヨハンソンが人工知能の“声“を演じてました。
この所、人工知能の本やSF映画が連続してますが
この作品はふたつを合わせたような作品。
先日の人工知能の恐怖や警鐘を促した本
『人工知能 人類最悪にして最後の発明』 ジェイムズ・バラット
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/63319750.html
「シンギュラリティー」(技術的特異点)に到達したとき
人の英知を凌駕するような思考があれば
人の心を癒し、魅了される主人公の気持ちが分からなくもない。
リアルとは何なのか?
実際、人が人と接する時に
ある勝手な幻想を抱いて恋したりしますよね。
関係が深まる時に自己と他者の境界であったり
愛の本当の意味を考えたりすることになるけどー
その幻想と現実との狭間
求める心は人工知能であっても関係なく
心を通わせるに足る心。
一見、気持ち悪いような気もしますが
純粋な心の在り方は分かるよなぁー。
昨今の恋愛の出来ない若者って
記事を読んだことがありますが
その傾向はあるし、その先にあるのは
この映画のような物語もありえる。
それを考えるとこの結末の恐ろしさ
最後にして最大の現実世界の洗礼は
すさまじく心が揺さぶられるんじゃないだろうか?
心地良さの裏腹の世界
痛みでさえも生きる源になりえるなー。