風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『たぶん、おそらく、きっとね』 片岡 義男

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1967年の東京。
バンドマンと女性歌手は出会い、女性の親の家業を継ぐ為に博多へ・・・。

学生時代片岡義男さんの小説の世界に憧れ
単車乗りになってあちこち旅した。
その片岡義男さんの最近の書きおろし作品。

小説の時代は1967年
呼び出し電話にキャバレー
時計はセイコー5が出て来るんですが
これは今私が逆輸入品を買って今愛用してるもの・・。
こんな昔から変わらないものもあるんだな。

小物もそうですが
内容は変われども、片岡義男の世界観は変わらない。
どこか違う自由な世界に存在するがリアリティのある人
自分の世界観を保ったまま
新たな世界を受け入れる主人公。

この自由な世界観に憧れたなぁ
どこかに存在する
心のままに生きる男

遠い空を眺めて
顔を顰めてしまうような憧れ

いいねぇ
この心の世界の静けさや安らぎを感じる。