藤野涼子は同級生・柏木卓也の死体を発見する。
警察、学校に自殺と判断するも
その死に対し告発状が届くが・・・。
真実は何なのか?動き出す同級生の藤野涼子。
情報を隠ぺいしようとする学校
教師の間でも対応に懐疑的。
保護者のそれぞれの立場や環境。
センセーショナルな部分だけ報道するマスコミ。
どこまで掴んでるのか?警察の捜査も不透明。
疑惑が噂を呼び、クラス内でも不協和音が響く。
学校で裁判ってものはありえないけども
学校内裁判を設定するという展開にも説得力を持って描かれる。
なぜ引き込まれるのか?
それは死んだ少年が残した言葉が
現実の生活を営む自分達にも
身に覚えのあるどこにでもある不条理を感じるからだろう。
その突き詰められた事実ってものが
何であっても目を逸らしてはならない。
裁判にまで至らない前篇。
ここで終わりって所でCMならぬ
エンドロールでしたが後篇が待ち遠しい気になった。
それぐらい引き込まれる展開。
原作って6冊、2000ページあるそうですね。
さて、後篇