風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『ソロモンの偽証 後篇・裁判』

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『ソロモンの偽証 前篇・事件』の後篇
ついに校内裁判、明らかになる柏木の転落死の真相とは・・。

昨日の前篇
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/63599795.html



裁判が進むにつれて
明らかになるそれぞれの対応
マスコミや警察は?
教師はどうだったのか?
辞職した校長の懺悔
担任教師のその後
子の親との関係はどうだろうか?
裁判を進めるなかで調べ苦悩する生徒。



それぞれが印象的なシーンで涙が零れる。

悲しみの涙、怒りの涙、安堵の涙
涙の意味を考える。


感情が溢れ零れるものならば
感情が溢れるようなー
人はある種の痛みや苦なしに成長はない。
私は思う。



この関係者の苦悩は新たな関係を生み
人への理解と関係を構築するんではないだろうか?


そして、もう一つ
それぞれの立ち位置での証言を聞きながら思う
自分にもあるな・・それってー。
スクールカーストの渦中にあって何が言えるだろうか?


正義を振りかざして問えるのだろうか?
ちょっとした悪意や嫉妬、面倒な関係にうんざりしたいしたことはないだろうか?
観て観ぬって・・この社会には蔓延してますよね。


その後ろめたさにドキッとしますが
それを裁き正義がすべてではなく

赦すことが今後生きて行くのには大事ではないだろうか?
このふたつを感じた作品でした。