追いかけるな。そう語る人生の先輩からのメッセージ
シリーズの最新作。
荒波を超えて来た無頼派作家のエッセイは一味違うもので
やはり面白い
ギラギラと生きることに希薄になった時代
男を意識した生き様は時代とはそぐわないのかも知れない。
だが、今では貴重で粋な日常での言葉の数々。
何気ない中で人は問われるもの
それは只、生きてるだけではない
中身の詰まった生きる日常であることを
再認識した言葉の数々
粋なセンスで生きることの意味
エッセイに滲む生き様の何気ない言葉が胸に刺さる
「便利なものには毒がある」
「手間が掛かるもにには良薬が隠れてる」とありましたが
手間と思われるものに目を向け、
無駄に思える時間や誇りの為に労力を費やす
効率は悪いかも知れないけど
そこに面白みがあるのが人生であるのだ。
「本気で憤れ。心底口惜しいと思え。それしか強くなる方法はない」
言葉に滲む人生の機微にニンマリ。