風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『捨てがたき人々』

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生きる事に飽きてしまった狸穴勇介
生まれ故郷の港町で邪見にされながらも、ただ1人だけ笑顔で接して女と出会う。

自暴自棄で人生を終えるかのように自堕落に生きる主人公。

彼は「生きていく意味とはなんなのか・・・?
なにゆえ私はこの世に生を受けたのでしょうか?」
と神に問う。

出て来る普通そうな登場人物も性に溺れ自殺し破滅。
諦めの漂うこの物語
場末の雰囲気で咽そうなぐらい
空虚で虚ろな日々

そんな気持ちに陥ることも人生ありますよね。
心を通わせた女性も不倫
子供にも拒絶され

呪うように叫ぶ姿。

あまりにも救いの無い映画でありますが
それはそれで、ある世界なんですよね。

成功や向上を良しとする社会に対して
意図しない人生を送り
報われない人々は必ず存在します。

それであっても人は生きてゆく。

それでいい。

それが人生なんだと強く思う。

時にそんな人生を立ち止まって考えることも大事ですよね。