弾道ミサイルや空爆と起こりうるさまざまなリスクに対してどう対処すればいいのか?
戦闘訓練教官を務めた著者による戦場サバイバルマニュアル。
世界中で今もどこかで起こってる紛争やテロ
日本だって何が起こるか先は分からないものですよね。
知識としてプロの講師の技を学んでみたくなり読みましたが
なるほどなと唸ることが多かった。
自然災害もそうですけど
情報を知ってると知らないでは雲泥の差
知識は心の余裕を生むのではないでしょうか。
紹介と健忘禄を兼ねて目次書くと
STAGE 1 開戦前
●開戦。そのとき何が起こるのか
現実味を帯びる開戦
戦争時に考えられる展開
攻撃以外にも起こる問題
●開戦前に準備しておくべきこと
戦争の匂いを感じ取る
オープンセキュリティサークルという考え
戦時下マップの作製
ランデブーポイントの設定
備蓄品をチェックする
ゴーバッグを用意する
STAGE 2 ゲリラ攻撃とテロリズム
●ゲリラ・テロ攻撃のおそれ
国内に混乱を生じさせる
ゲリラ攻撃とテロ攻撃の標的
攻撃の種類
ラミング・アタックの恐怖
●ゲリラ・テロ攻撃に遭遇しないために
人が集まる場所に行かない
日頃からベースラインを意識する
ベースラインを乱す波紋を見逃さない
●ゲリラ・テロ攻撃に遭遇してしまったら
「RUN」「HIDE」「FIGHT」という基本原則
最後は戦うしかない
バッグを使いナイフの脅威から身を守る
もしも銃を突きつけられたら
銃で脅されたら速い動きは禁物
COLUMN 1 テロのケース別対処
STAGE 3 開戦
●弾道ミサイルが飛んできた
弾道ミサイルとは?
COLUMN 2 日本の弾道ミサイル迎撃システム
ターゲットになりやすい場所は?
いてはいけない危険な場所
緊急警報が鳴った。そのときあなたは?
COLUMN 3 J アラートとは?
身を守れる場所を探す
身を守る姿勢とは
具体的な行動をあらかじめ決めておく
●弾道ミサイルが着弾したら
恐ろしい爆発の衝撃波
ミサイル着弾現場の混乱
自らの損傷確認を行う
ファーストエイドについて
止血帯と代用品
STOPという危機管理の行動指標
家族の安否を確認する
ランデブーポイントへと移動し家族と合流する
●航空機による爆撃
現代の空爆の意味
空爆のおそれがある場所から距離をとる
瓦礫に埋もれてしまったら
火災に巻き込まれたら
自分の安全を確保してから救助活動を行う
●恐るべきNBC兵器
NBC兵器とは
核攻撃に対応する
核で攻撃されたら
生物兵器で攻撃されたら
化学兵器で攻撃されたら
化学兵器への対応
STAGE 4 占領
●敵軍上陸
上陸のシナリオ
まずは精鋭部隊が密かに上陸
一般的な兵士の姿
戦時下において民間人はどう扱われるか
自分がとるべき行動を決める
疎開を検討する
●占領下での生活
占領下での暮らし方
治安の悪化
自宅でできる防衛手段
シェルター、セーフルームをつくる
情報収集を行い、次の行動を考える
女性はとくに目立たないように
●降伏する技術
敵意がないことをアピールする
捕虜や捕らわれた民間人の扱い
敵軍に捕まる前に食べておけ!
COLUMN 4 軍事用ドローンとは
STAGE 5 戦場を生き抜く技術
●戦場で何が起きるのか
想定される攻撃
使われる武器
航空機による攻撃のおそれ
戦闘車両による攻撃のおそれ
軍艦による攻撃のおそれ
トラップによる攻撃のおそれ
一般歩兵による攻撃のおそれ
一般歩兵の主要な武器
その他の装備
銃器の基礎知識
いざというときのために知っておきたい銃の安全な取り扱い方
使用される弾薬について
●戦場の行動学
銃撃を受けたら
4秒待ってから、次の行動を決める
銃弾から身を守る遮蔽物について
グレネードを投げられたら
戦場のマインドセット
家族を守るため、戦う覚悟が必要なときもある
●戦場の歩き方
移動は徒歩か車か
歩くルートを決める
見つからなければ撃たれない
スカウトという技術
危険を素早く察知する
ワイドアングルビジョンで危険を察知
音と匂いに敏感になれ
夜は光を意識して隠れる場所を選ぶ
スカウトの動き
COLUMN 5 スカウトスーツのつくり方
●戦場で生活する
戦場でサバイバルするという状況
命を守る優先順位
戦場での飲食
戦場での睡眠
戦争時のトイレ
救助を求める方法
ちょっと長くなりましたが
なかなか興味深いものでした。
最後はどんな人であっても自分の身は自分で守るのが基本ですよね。
術を使わないで越したことはないですが知って損はない。
備えあれば憂いなし知識は自分を守ってくれます。
一度は読むことをお勧めするサバイバルマニアル。