現代に甦ったヒトラーがモノマネ芸人と思われて時の人に
コミカルでありがたらシリアスに描いた
ドイツベストセラー小説を映画化。
際どい話を絶妙に笑いへ転化するシーンはさすがの脚本
演説の名手と言われただけあって人の心を掴むヒトラーは流石
独裁者として悪の権化のように言われますが
敗戦したドイツや日本の指導者は十字架を背負わされたような一面もありますよね。
当時、第一次世界大戦の多額の賠償で疲弊していたドイツ
国家の理想を掲げ選挙で総統の立場を手にした政治家が現代ドイツに存在したら・・。
きっと失望し悪いジョークと思うのか?
歩んだ正しい道だと思うのか?
ユーロ圏に広がる問題を考えると
強い意志を持った政治家を望むのも分かるし
これは面白い”もしも”ですね。