ニューヨークのナイトクラブで働くトニー・リップは
黒人ピアニストのドン・シャーリーから運転手のオファーを受け
彼と一緒に差別残る南部でのツアーを計画。
黒人用旅行ガイドブックであるグリーンブックを片手にツアーに出る。
今でも差別の残る人種の坩堝アメリカ。
今よりも差別の酷い時代に
よくもまぁ南部へツアーに出たものですが
この状況の開拓者の苦労あっての今と思うと尊い偉業ですね。
当然ながら衝撃的でドラスティックな旅になるわけですが
あの信じがたいレベルの悪徳警官や立派なホテルでも
彼方此方で不条理な慣習やら彼らの常識で横暴に振る舞う
人間として何を基準に信用に値すると考えるか?
無知ならば知ることで変われる。
実際の世界を旅し成し遂げるには
トニー・リップとドン・シャーリーが思ったことをブツケ合う中で
人と人との本当の絆が芽生える。
そんな瞬間って素敵ですね。
それ以降も生涯に渡って関係があったとかエンディングで出てましたが
やはり心の深い所での繋がりって人生の宝です。
ルールや習慣じゃなく人を想う気持ち
大切にしたい人と人の原点ですね。