風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『夏の騎士』 百田尚樹

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あの大切な夏から31年の歳月
生きて来れたのは勇気。
感動の少年の日々は勇気に満ちている。

泣けるような話ではないんですが勇気に泣ける
自分はどうかしたのかってぐらい心に沁みた。

幾度の感情の高まりを振り返ると
自分自身の秘密基地だったり
恋心だったり、友情やクラスでの小競り合いや
恐怖や孤独、いろんな感情を同時に思い出す。

少年時代の共感できる日々に加えて刻まれた善悪
”勇気”の源となるそれらの出来事がその後の人生を見守り、育てる。

涙の分けって今から考えると
単純に腺緩んで来たのか分けじゃないな

感動の作品に眠ってた勇気が再び覚醒する程のすばらしい作品。