風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

2021年 読書アワード!

昨日は映画アワードでしたが
今日は2021年の読書総決算、アワード。

今年読んだ51冊から勝手にアワード
さて、最初はー。


ベストドキュメンタリー賞:『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』 堀川惠子戦争遂行にあって大事な物流の輸送は現代へ繋がる歴史に導かれる
新たな未来へこれも一歩。

ベストホラー賞:『ひとんち』 澤村伊智
”ぞわぁー”は癖になりそうな感覚。
震撼する心と向き合うと見えなかった闇が見えて来るかも・・。

ベストエッセイ賞:『ひとりずもう』 さくら ももこ青春の日々の笑いと感動。
人生の喜びと漫画家になるまでの道のりが描かれてる貴重な作品

ベスト青春賞:『犬がいた季節』  伊吹有喜
過ぎてみれば甘酸っぱい青春
その時に育まれた気持ちと培われた友情や愛情は一生もの。

ベストミステリー賞:『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎
別の短編の時系列で繋がってるとか
伏線を楽しみながら幸福を感じたり勇気を貰ったりしながら
読む幸福の時間、多くの出来事も何かの伏線!

ベストハウッー賞:『決断力 誰もが納得する結論の導き方』 橋下徹"手続き的正義"
プロセスを正当化することで正義へ至るであろう最善な選択ポイント
自信を持って胸張って決断したい

ベストレジェンド賞:『砂の女』 安部公房手に入れた自由を拒絶する心理
生き続ける本能とはそういうものなのかも知れない。


ベストオブベスト賞:『夏の騎士』 百田尚樹
感動の少年の日々は勇気に満ちている。
”勇気”の源となるそれらの出来事がその後の人生を育てる。
感動の作品に眠ってた勇気が再び覚醒するすばらしい作品。


読書には生きるすべてがある
素晴らしき読書に感謝。


以下はエントリー作品

『きれいなシワの作り方 淑女の思春期病』 村田 沙耶香
ユニークな感性から紡がれる言葉の数々
日々のちょっとしたことを言語化することで
広がって村田さんの作品に繋がってると思うと日々は素敵な素材。

『一人称単数』 村上 春樹
自分の中に眠ってる多くのなぜが記憶から消えず
ふと蘇る不思議なシーンのことを考えてました。
無いものなのに、思い出される数々のこと不思議なものですね。
心揺さぶれる短編集。

『挫折を愛する』 松岡 修造
why?じゃなくhowで考えるって目から鱗
誰もが陥ることのある挫折の時
気持ちの切り替え方で世界は変わる。
やっぱり熱い男の熱で温まりました。


『少年と犬』 馳 星周
人に限らず他者との掛け替えのない関係を築けるって
人生において宝物じゃないかな。
ドラスティックな出会いと別れを繰り返し絆が生まれる。
人生の出会いと隠された意味をを大事にしたい。


『心の力』 姜尚中
右肩上がりの価値観ではない生き方に衝撃と強い共感を感じる。
それは後ろ向きな選択ではなく、多くの選択肢のある豊かさ
想像性こそ人の心を豊かにするものだと気付く。


『今日も明日も「いいこと」がみつかる 「繊細さん」の幸せリスト』 武田 友紀
生き難いこともしばしば、それが自分の性分と思ってましたが
考え方次第でこうも気分が変わるのか!
そういう人にとってはバイブルになりうるものじゃないでしょうか?


『夕焼けポスト』 ドリアン助川
悠久の夕焼けと比べると人の生涯の方が一瞬の刹那であるならば
苦しみ怒り悩む時間はなんて勿体ない過ごしかたなんだろう。
同じ時間を過ごすならば自分の愛することに使いたいですね。

『AIを超えた男 藤井聡太;証言で読み解く進化の軌跡』 歯黒猛夫
ネット時代のPCを屈指した学びや出会った人間関係
時代も人も将棋の神は彼を選んだのだろう
数々の逸話が満載で伝説の序論を学べる本。

『朽ちないサクラ』  柚月 裕子
警察組織、情報漏洩やカルト教団、ストーカー、公安警察と・・
組織の壁や社会的事情を巧みに構成し進む様はリアル。
いろいろと不祥事がニュースになってますが朽ちないサクラであって欲しい


『今こそ、韓国に謝ろう』 百田尚樹
現状を見ても明らかな日本外交の失態。
日本の正義とか善意や時代なんてものは通用しない現実。
恨みの文化がそうさせるのであれば未来も難しい。
距離を置くことが最善と再確認。


『つぼみ』 宮下奈都
透き通るような視点で目に見えないものを信じるような良さ。
片意地を張らず自然で誠実に
若き日を過ごすことの素敵さを感じる。
この世界は凄し方ひとつで心地よくもなるものだ。

『流浪の月』 凪良 ゆう
お互い想いと裏腹な人生の巡り合わせの悲劇の数々。二人の想いを遂げる難しさ
だからこそ、通じ合う事の尊さがあるのだろう。


『滅びの前のシャングリラ』 凪良ゆう
地球滅亡への日
必死に生きても思う様にならないこともある。
だから絶望するのか?いや、だらかこそ燃焼させる命
結果はどうあれ前向きにその瞬間を迎えたいよね。


『脳外科医が考える困難を乗りこえる脳の使い方』 篠浦伸禎 
意識の方に重点が置かれた本話は興味深い。
封建時代に家を自立させ、永続的に繁栄させるような仕組みって
今の世こそ望まれる考え方かも知れないですね。
いろんなことを偏見無く受け入れてから考えることって必要。


『恋するサル 類人猿の社会で愛情について考えた』 黒鳥 英俊
エピソードを通じて動物と人の共通したもの
それが思いやりであったり
他者への愛ってものならば動物の世界にも広がり
ピースで溢れることがあるといいなって思う。


『たちどまって考える』 ヤマザキマリ
世界と日本の常識のギャップ
それぞれの置かれた歴史の積み重ねであり
黒死病からルネサンスが開花したように変化し続ける世界
常識だと思うことも考えるって興味深く面白い

『ひとんち』 澤村伊智
短編なのに内面に迫り”ぞわぁー”とする瞬間は癖になりそうな感覚。
隠したい秘密や少しのズレで違う世界への入り口へ
闇の中で一人もがく中で帰ってこれるのか・・。
ゾクゾクと震撼する心と向き合うと見えなかった闇が見えて来るかも・・。

『わが叫び遠く』 北方謙三
 組織の中で潰されず復讐するサラリーマンの生き方はハードボイルド
愚直に直線を突き進むパワーと力の源は
損得なんてものじゃなくプライド
己の心を信じて生き抜く男はカッコイイ

『イノセント・ツーリング』 湊ナオ 
すれ違った想いが時を経て通じ合うっていいね。
最近コロナで物理的距離もですが
多くのことを置き去りにしてるような気がする昨今
忘れてた宿題を片付けて心残りや後悔を無くしたいな。

『夏の騎士』 百田尚樹
感動の少年の日々は勇気に満ちている。
”勇気”の源となるそれらの出来事がその後の人生を育てる。
感動の作品に眠ってた勇気が再び覚醒するすばらしい作品。


『「さみしさ」の力 ──孤独と自立の心理学』 榎本博明
人生にある多くのさみしさも痛みも
より良く深く人生を生きるには必要な感覚
苦悩と切なさが、出会いと絆の源であり
自分自身の独立と個の確立なのだ。
孤を楽しむとより世界は広がる。

『見抜く力――びびらない、騙されない。』 佐藤優
人の心理は普遍的であり
数字の表された背景を考え思い込みの防止
人そのものを分析する力
落ち着いて何かを処理することは自分を助けるツールとなるのは必定。
見抜く力は人生の必修科目。


『Red』  島本理生
誰が良くて誰が悪いってものじゃなく
運命にように、出会いまた魅かれても別れる。
出会いって意志を超えた神の領域なのかも知れないな。


『村上朝日堂 はいほー!』 村上春樹
若き日の村上春樹も面白く、色褪せない。
その時にしかない心のつぶやき
背景も変ってしまった今では書けない文章
コラムも一期一会なんですね。


『逆ソクラテス』 伊坂幸太郎
短編も人生のように別の短編の時系列で繋がってるとか
伏線を楽しみながら幸福を感じたり勇気を貰ったりしながら
読む幸福の時間、多くの出来事も何かの伏線なのかも!


『大放言』 百田尚樹
硬直した社会は国家的な損失
あれこれと物言う人物の存在って尊いもの
社会は活性化せず、統制国家の先にあるものは滅びの道。
百田尚樹さん日本の為にもっと大放言を!

ビターシュガー』 大島 真寿美
人生を歩む時
時に難しいことに陥るけど
それぞれが、それぞれを意識したり
受け入れたりすることで開けることもあるんですね。
人の本質って何年たっても変わらないものですね。

ジャイロスコープ』 伊坂幸太郎
伏線を意識しつつ些細な出来事や名称を心に留めて確り楽しみ、不思議なファンタジーにほろりとし複雑な仕掛けが解けるカタルシスを堪能
心に響く15周年作品。

『ひとりずもう』 さくら ももこ
感性と感度で掘り起こされる青春の日々の笑いと感動。人生の喜びと漫画家になるまでの道のりが描かれてる貴重な作品
自分にもあったあの日々を重ね合わせ思い出す。

『犬がいた季節』  伊吹有喜
過ぎてみれば甘酸っぱい青春
その時に育まれた気持ちと培われた友情や愛情は一生もの。
そういった情景をコウシロウは知ってるんだろうな。
人生の大河を見るような素敵な物語に心洗われる。

サンクチュアリ』 岩城けい
家族であっても人間関係て微妙に時と共に変化し、そこに日本人留学生
同じものを見ても、その見方によっても立ち位置が分かり理解から新たな発見もある。
巡り合いと人生って興味深い。

もものかんづめ』 さくら ももこ
ちょっと毒があって笑えてって所がエッセイならではのリアルな日常。
日常をこうやって笑い話に変換出来る才能と視線はやっぱり神が舞い降りてたとしか思えないな。

『JR上野駅公園口』柳美里
繁栄あれば思わぬ不況や事故
神の存在を疑いたくもなるような
不遇の時代ってあるものですが
見ようとしなかった心の影が照らされることで
真に寄り添える闇ってあるものだと気付く。

自衛隊式セルフコントロール』 二見龍
心を養うには平素の心を操縦する技術が不可欠。多くの予測外や無理難題に右往左往の日々に心のコントロール術は必須です。

自転車少年記―あの風の中へ』 竹内真
自らの力で踏み出さないと立ってることも出来ない乗り物は人の力が加わったことで完成される。共に走りたい衝動に駆られる自転車は気力の源であり泉です。

砂の女』 安部公房
息苦しくなる理不尽な状況にありながら
それを受け入れる事でしか、明日を生きれない日々
手に入れた自由を拒絶する心理
生き続ける本能とはそういうものなのかも知れない。

ショートショートの広場 4』編:星新一
感心するような捻り技も
気の緩むようなお話も多彩ですが
ちょっと気分転換や何かの合間や待ち合わせにシュートショーを挟む癖になりそうなショートショート隙間に一作。

『妻のトリセツ』 黒川伊保子
頷くこと頻り、問題に対して
男性脳は解決法を求めるのに対して
女性脳は共感を求めるって所
心のすれ違いをすんなりと理解出来る
素晴らしきトリセツに感謝。

『ベルリンは晴れているか 』 深緑野分
人の持つ悪意や獣のような剥き出しの心に触れ混沌に巻き込まれながらも逞しく生きる選択するには私益を超えた”志”あってのこと。
人生と疑問の謎が解けて行く様は心地よい


『82年生まれ、キム・ジヨン』 チョ・ナムジュ
男から見えてないものや
見ないようにしてる仕組みって沢山ある
社会常識と言われる恣意的な縛りは
都合のよい側の意図
聞こえない叫びって確かにある

『何もかも憂鬱な夜に』 中村文則
生きる意味に虚ろな日々
死を考えるような遣る瀬無さ
主人公の恩師の言葉。
「存在が全てであり、肯定される」と・・。
生きることを素晴らしいと思いたい。


吉本ばななが友だちの悩みについてこたえる』吉本ばなな
生きてると悩みは尽きない
友人の相談者と将来どういう関係でありたいのか?によっても回答は違う
関係性や未来の望む関係は何?

『息子のトリセツ』 黒川伊保子
惚れるようないい男の育て方とは。
男性脳と女性脳と言われる
思考の傾向によって
育て方も違うのは納得
脳の仕組みを考えることで
人生を変えるって凄いことじゃないかな

『さまぁ~ずの悲しい俳句』大竹 一樹/三村 マサカズ
短いセンテンスでも十分世界は広がる
「のんきかよ!」
「何があったんだよ!」
「何やってんだよ!」
小気味いい!突っ込み
短い言葉で適格な選択するセンス
俳句と笑いって何か共通してる。

『うちのネコ、ボクの目玉を食べちゃうの?:お答えします! みんなが知りたい死体のコト』
特別に考える肉体も実は物質に過ぎない。
大仰にするのは人の心なんですね。
そう考えると死への恐怖や畏怖は軽くなる

『暁の宇品 陸軍船舶司令官たちのヒロシマ』 堀川惠子
司令官の生き様を軸に描き出すノンフィクション。戦争遂行にあって大事な物流の輸送
現代へ繋がる歴史に導かれる
新たな未来へこれも一歩なのかも

『悩みを「力」に変える100の言葉』 植西聰
悩んだ時に何か一言で人生が変わったりするもの言葉の数々が心に刺さる。
元気の出る言葉のシャワー、心に常備の特効薬ですね。言葉と人生のエッセンスに救われる。

半沢直樹 アルルカンと道化師』池井戸潤
人の真心や想いってものが儚くも消えゆく中で時を超え想いが伝わって欲しいと祈りながらページを捲る。
それぞれの想いを遂げるってカタルシスある

『決断力 誰もが納得する結論の導き方』 橋下徹
グッと来た"手続き的正義"
未来が見えず深く迷う案件にはプロセスを正当化することで正義へ至るであろう最善な選択であるとすることが決断出来るポイント
自信を持って胸張って決断したい

ブラタモリ 8 横浜 横須賀 会津 会津磐梯山 高尾山』
地形から読み解く現在に至る物語は
地球の大きな意図のようで面白いものですね。
これからの地球の意志ってどんなものなのだろうか地形から読み取れるかも?

『幸福な結末』辻仁成
人生で偽ることの出来ない愛の核心。
その答えは人を幸福にするのだろうか?
運命に導かれるようなヴァレリー
ナツキは全てを受け入れる
人生を救うものは、これまた愛なのだろう