呑む打つ買うに借金に追われ、飲み屋で絡みの孤独な老人ヴィンセント
隣に越して来た親子のシッターとして隣の息子と関わり合うことで変わる世界。
なかなかの感動ものですが
押しつけじゃないストーリーが心に沁みます。
ラスト近く近くの盛り上がり
身近な聖人として取り上げたオリバーの視点。
世間の人はヴィンセントの表層を見て判断し本質を見ようとはしない。
しかし一緒に過ごしたピュアな少年の目にそうでなく
病気の妻への献身的態度
偏見のない夜の女との交友 ^^;
彼の”尊さ””気高さ””頼もしさ”をちゃんと見ているんですね。
聖人とは何か?
人とは欠点もあるがそれが人であり
聖なる行いのが出来る人がそのまま聖人ですよね
それを周りに気付かせる瞬間
ビンセントを取り巻く世界は一変する。
あのシーンは感動的だった。
人を愛することは
人との関係の中にしかないものですね。
私もヴィンセントに学びました。
素直にいいと思える自然さが何気に光る秀作。