風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

「アフターダーク」 村上春樹

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アウターダーク
和訳すると暗くなったあとの事ですよね。
暗くなった後に何があるのか?
チャーチルは「歴史は夜作られる」と言ったけど
昼動くかの様な歴史は実は夜のうちに強い思いが深く進行するものでしょう。
夜書いた手紙を朝読むと恥ずかしかたりしますよね。
本当の自分は何を求めてるのか?
話は逸れました・・。
この中に出て来る人達
バンドの練習で一晩中起きてる人
中国人売春婦、夜働くシステムエンジニア
売春婦を管理するマフィア、
名前を隠してホテルで働く人、眠りに彷徨うエリ
流浪するマリの心
昼の光に隠れていたものが
動き出す。
その中には何があるのか?
それは正義でも悪でもない現実のただの時間が存在する
作品の中で
「人間ってのは、記憶を燃料にして生きていくものなんやないのかな。その記憶が現実的に大事なものかどうかなんて、生命の維持にとってはべつにどうでもええことみたい。ただの燃料やねん」って言葉がるけど
その中で出会うものは必然でも偶然でもないような奇跡
淡いものなんですよね。
何故か村上春樹の作品には落ち着き
癒されるのは何故なのか?
私と同じメンタルを持った同士が
そこにあるからなのだろうか?