全く別に書かれた話を繋げた短編集なのですが
それだけじゃない伊坂ワールド。
いつもの伊坂さんの長編では
伏線張りまくりで大仕掛けを期待しつつ
いつか繋がるがるんだろうなぁ~何て思ってたので
あれ?あれれって
別の短編に名前は出てくるけど
話としては飛び飛びな感じで
大オチみいな仕掛けってないんかい!って思いましたが
それはそれで別の作品をオマージュされてて
いいかもなと納得してしまうから不思議
ある意味これが大オチで期待を超えてたのか!?
話はそれぞれに
首折り男が首を折り
泥棒、黒澤は物を盗む・・。
それぞれの視点で
物を見るものの角度や眼差しが変わると
さっきまで同じもの見てたのに
違って見えるから不思議なもんです。
短編をすべてに楽しめるものを見つけ
あとは話がオートマティックに走り始めるー。
よく行間を読むって言うけど
これは短編と短編の間を楽しむって言えばいいかなー
巧みな伊坂ワールド。