新渡戸稲造の武士道を時代背景や世界の反応まで
解説した本で武士道とは何なのか?なかなか興味深い本でした。
富国強兵を実現し大国との戦争に勝利し
世界に注目され日本人が海外に向けて
日本文化を紹介し海外でも多く読まれた「武士道」だそうです。
この『武士道』とは何なのか?
よく国によって価値観の相違があり
文化とも密接な関係にありますが
この武士道とよばれる価値観は決して武士のみではなく
波及して日本人の現代にも生きる価値観の根底と感じます。
我が国の社会独特の思考や道徳意識の源泉は
名誉を重んじ忠誠を誓う武士と
それを良しとする物語や文化に繋がってるかな
”忠臣蔵”なんて毎年放送されてまよね。
そこにあるとは何なのか?
よく死ぬことを是とする間違った解釈をされてますが
ここにはよりよく生きることが詰まってます。
もう一つ相手を想う文化についてで
プレゼントを渡す時の言葉についての例えが興味深かったんですが
相手の心を想い発する言葉の中にも日本文化があり
欧米との差が見てとれます。
これは効率や法律とは無縁なものですもんね。
改めてこの根底にある生き方を今こそ学ぶべきものじゃないかな?
気分の悪くなるようなニュースが多いなか
そう深く感じる。
今こそ武士道なんじゃないかー。