風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『また、同じ夢を見ていた』 住野 よる

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学校で浮いた存在の奈ノ花が尻尾の短い“彼女”と
出会う人に助け、助けられる・・。その先にある真実とは・・。


主人公とはかけ離れた男の私ですが

すっかり嵌り込んで読みました。


子供の頃に感じた周りとの違和感、孤独感に共感したからなんだろうな。

物語で出会った南さん、アバズレさん、おばあちゃん、

それぞれの考える幸せとは何なのか?

口癖の「人生とは…」ってフレーズと
コメントが可愛くもありながら鋭い真理でもある表現。

自問自答しながら読み進めてる自分。

この物語の事実と物語中のやり取りに
涙が数度、溢れそうになりました。

それぞれパラレルに展開する人生が
それぞれに幸せを求めて再起する姿
未来に込められた願いが心に沁みる。

現代なのにノスタルジーも感じる素敵な物語。