学校で浮いた存在の奈ノ花が尻尾の短い“彼女”と
出会う人に助け、助けられる・・。その先にある真実とは・・。
主人公とはかけ離れた男の私ですが
すっかり嵌り込んで読みました。
子供の頃に感じた周りとの違和感、孤独感に共感したからなんだろうな。
物語で出会った南さん、アバズレさん、おばあちゃん、
それぞれの考える幸せとは何なのか?
口癖の「人生とは…」ってフレーズと
コメントが可愛くもありながら鋭い真理でもある表現。
自問自答しながら読み進めてる自分。
この物語の事実と物語中のやり取りに
涙が数度、溢れそうになりました。
それぞれパラレルに展開する人生が
それぞれに幸せを求めて再起する姿
未来に込められた願いが心に沁みる。
現代なのにノスタルジーも感じる素敵な物語。