生まれ育った田舎の山中で炭焼職人やってる紘。
中学生時代の同級生・瑛介は自衛隊を退官し理由あって地元に帰って来た。
もう一人の同級生・光彦と再会し、それぞれに背負った折り返し人生は・・。
第31回東京国際映画祭コンペティション部門選出、観客賞受賞作品
年齢を重ねても悩みの尽きない日々
それぞれに歩んで来た人生。
先が見えて来た折り返しの年齢からどう生きるのか?
そんな時にあった印象的な台詞。
「言っとくけどな、こっちも世界なんだよ、いろいろあんだよ」って紘は言う
そうなんですよね。
皆事情や背負ったものは尽きない。
子供はスクールカーストで悩み。
嫁は理解しようとしない旦那と息子の未来を憂い。
旦那は上手く運ばない仕事と悩みを背負った友人のことを憂う。
それぞれに悩みや苦悩を背負って生きてるもので
順風満帆な人って居るのかな?
誰しもが受け入れがたい現実と消耗する日々の繰り返しですが
そこに僅かな希望を持って
現実と帳尻を合わせつつ生きてるものですよね。
そしてそんな中でしか育まれない絆ってある。
それは人生の生きた証と未来に向けてー。