風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『地図男』 真藤順丈

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地図好きにはキャッチーなタイトルに引かれて読んでみました。
本文にある一節
「一冊の地図帳の中に無尽に孕まれた物語・・」
地図を開くと今でもワクワクとします。
記号や等高線、電車や国道の交差した道路に
妙な名前の街を走ってる自分を想像してしまいます・・
俺は地図男の仲間か?って思いますが・・
自転車で走るルートを考える時には
2次元の地図を眺めながら
頭では立体の景色を思い浮かべながら考えます
まぁ、仕事で設計図は毎日見てるで職業病かな?
しかしそんな地図から想像された世界よりも
現実の世界は素晴らしいんですよね・・。
話が本から外れたけど
そんな地図に記された23区に書かれた事件ミステリーのお話。
結局、謎は謎のままで地図男って何者なの?
着想は新しく話題でしたけど・・。
私には嵌るミステリーではなかったなぁ・・
やっぱり人が丁寧に描かれてないのが残念。
しかしこの作品って
第3回ダ・ヴィンチ文学賞大賞
第15回日本ホラー小説大賞大賞
第3回ポプラ社小説大賞特別賞
なんですよね。
斬新さや着想が買われたのなぁ。