主人公は山内伊右衛門一豊の妻、千代という女性。
有名な豊の妻って人ですね
旦那の出世には支え操縦する嫁の存在は欠かせないもの
あの鳩山総理もあの奥さん・・そう思うと
歴史ってのは英雄一人で動かしてるものじゃないんですよね。
今「トップアスリート」って本を読んでるんですが
この本に出て来るレッドソックスの松坂の成功には婦人の力があると
本人も感謝してるみたいですね。
さて本文の山内伊右衛門一豊の武勇の割りには
土佐一国の主ですから凄い出世ですよね。
土佐はその前に読んだ長曾我部元親が纏めた国
http://blogs.yahoo.co.jp/gogo_yellow_bicycle/58145580.html
それが伊右衛門に渡るわけですから
歴史の因果って面白いものですよねぇ。
司馬遼太郎ならではと思うのが
人の描き方が巧みで
千代という女性の泣き笑いが
今を生きる私にも親近感を持って読める
その共感から生まれる
温かいもの読書後の良かった感
あの時代に夢見て一国を得るまでに導いたと言える
千代の人生に思いを馳せる秋の夜。