風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『複製された男』

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教師アダムは映画の中に自分そっくりの俳優を発見し接触を図る。
顔や声だけじゃなく、生年月日や傷跡までもが同じ
この接触によって齎らされた奇妙な展開へ・・。


見終わったって頭の中は?マーク
嫁さんと観てたので自分の解釈を確認すると・・
やっぱり全く違う!

えっ?そうなの?根拠を論ずる。
それだけ比喩的な映像とカット割りの時間軸やら
同じ顔した違う人のシーンや思わせぶりなセリフによって
人によって解釈が違う映画でした。
嫁さんはかなり不満そうな顔・・。

私は二重人格ではないか?と思ってましたが
嫁さんは実験的に作られ監視された人間の破滅の道を歩む悲劇と捉え
這う蜘蛛の不気味なシーンやラストのここで??ってシーンといい消化不良。

整理すると・・
大学の講師であるアダムの思わせぶりなシーンにて

独裁者のプロパガンダの手法で
「情報を与えずに管理・征服」することと

また歴史のついて二度目は「恐怖と笑劇」となると作品中に講義してました。

これは管理支配され人為的なの存在って意味かと思ったのですが・・

結局、疑惑や妄想も膨らみ・・・ってんでネット検索。
やはり意味不明な駄作と捉える人も多かったな
謎は深まるばかりでしたが
公式サイトに答えがありました。

それって、そういう事なの・・
映像の重さと意味深なカットはこの為のものかいな!

ここで講義の二度目は「恐怖と笑劇」が腑に落ちました^^

しかしこの映画。
製作者が趣味で作った映画としか思えん。
好き嫌いが分かれるなカルト的な映画ですので
秋の夜悩みたい人にはいいかも ^^;