風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『開戦前夜 ゴーマニズム宣言RISING』 小林 よしのり

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尖閣」をめぐる日中問題の展開からTPPなど
描き下ろしマンガ「日系ブラジル移民『勝ち組』が信じたい情報」、「思い邪なる者に災あれ」収録。

昔ほど物議を醸して話題とならない気がしていましたが
いえいえ、健在のゴーマニズム。
思考回路に直撃のお話。

最近、アメリカ第七艦隊のイージスが
中国が埋め立てて基地作ってる場所の横を通ったりしてましたが

対日本ならば作品中にあった
尖閣シュミレーションはまさにそうなるようなリアリティ。
シュミレーション不足によって
世界政治の舞台で日本は後塵を拝していた事実
これって正義であるかどうかってよりも
大事なポイントではないでしょうか?

TPPもそうで
その背後にある光と影を考えない一貫性のない政策だったり
歴史を学ばずに繰り返される対北朝鮮だったり
小林よしのりさんの主張は的を得てると思う。

「日系ブラジル移民『勝ち組』が信じたい情報」では
人の本質を突き
「人間は自分の信じたい事を信じる」と結ぶ
過去の日系人だけじゃなき日本の報道の現実

好奇心を刺激され勉強になりましたって素直に思うなぁ
小林よしのりさんはイメージ先行で敬遠される人も多いかも知れないけど
彼の見識と発想は鋭いものがあります。

そして今までと違う部分である警告となる言葉に
ナショナリズムを煽ると道を間違う」

その一言は説得力ある漫画によって響く部分がある。

大事なことは想像力と分析、判断力
出来てるようで出来てないことを改めて実感する
彼は日本にとって大事な論人であると確信しました。