風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『沖縄論』小林よしのり

イメージ 1

沖縄と聞いて連想するものと言えば・・。
海、米軍基地、方言、沖縄出身のアーチスト達
他に何を知ってるのか??
実は何も知らないじゃないか?
・・ってんで『沖縄論』読んでみました。
なるほどなぁ
綺麗で楽しいリズムがあるだけじゃない現状が書かれてました。
米軍との関係は政治と変わりなくベッタリ依存し
その為におもいやり予算って言う名目で数千億の金が流れ
米兵の犯罪者は日本国内で裁かれる事もない現状。
反対する政治家は軍事コストを理由に金を出し続ける現状。
大切なのはコストだけじゃない
自立した国家だと小林よしのりさんは説く
その点を軸にあらゆる沖縄を理解するにはいい本ですね。
いままでこんな本あったかな?
言葉も沖縄は言葉の成り立ちから日本の方言の一種と考えてよく
中国よりも日本文化を色濃く伝えてる点や
DNA的にも実は北方に近いそうですね。
そんな感じで外国に近いかと思ったら日本なんだ(当たり前か)
本文にありましたけど昔の日本らしき日本人の生活がそこにあるんですよね。
残念なのは「命どぅ宝」と言って命こそ一番の価値と言う考えで
それに転んだ政策、思想が文化を喪失させてしまった事
これは現代日本全土にもいえますけど
ここを克服しないと独立した国家、地域、人への道のりは遠いよなぁ。
事なかれ主義の心が蔓延した日本
そろそろ主体的に面倒な問題に取り組まないと
国が綻び始めてると思います。