宮沢賢治を育てた父、政次郎や宮沢家の人々との関係から
賢治がいかしにて知られる息子賢治となったのか・・。
生涯を見守り続けた父の視点で描く
第158回直木賞受賞作
教科書に掲載されてる宮沢賢治となるまでには
宮沢家族の関係から育まれた奇跡だなぁ~
稼業や長男の立場
挫折の連続や最愛の妹トシとの死別、
異なった宗教や父との対立や影ながらの擁護
どれが欠けても、今見聞きする賢治ではなくなった可能性が高く
偉人に限らず奇跡のような巡り合いの連続で唯一無二の人となるんだろう
そう思うと愛おしいような出会いと日々
想いと違う現実にあっても
時代や出会いによって好転することもある
賢治を育てたのは信じて愛し続ける
大きな愛の力なのだろう。