風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『そして、バトンは渡された』

幾度も親が代わりながら育った優子は健気に周りを気遣いながら生きていた
自由奔放に生きる母の梨花の愛情と血のつながらない父・森宮さんとの愛情
全ての親との絆や謎が解ける時に・・。
第45回 日本アカデミー賞(2022年)
最優秀主演女優賞    永野芽郁
最優秀助演女優賞    石原さとみ
 
良かったなぁ~
原作を先に読んだんですが
『そして、バトンは渡された』 瀬尾まいこ
https://gotoblueseabicycle.hatenablog.com/entry/2020/05/29/051246

原作もかなり心に響いたので
映像化が心配でもありましたが、原作同様に心に沁みる素晴らしい作品。
 
映像では本の行間にある感情を表現するのが難しいのかと思ってましたが
見事にこの”間”を表現してて
永野芽郁を始め田中圭の演技の素晴らしさ
石原さとみのキャラクターといい感じでした。
 
さて、物語ですが
人の距離感って肉親や気心が知れた親友でもあって
分からなくなることがあるもので
近過ぎて接触したり、離れ過ぎてて聞こえない声もありますよね。
 
距離と耳を澄ませて心の声を聞こうとする気持ち
愛情なくしては絆は出来ないものですし
真の幸せには結び付かないかな。
 
その奇跡のような出会いと育まれる絆が心を震わせるのだろう。
心を温まる作品に感謝。