風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『銃』

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大学生のトオルは一丁の拳銃を拾う
銃の存在にトオルは支配されるようになる・・。
2018年、第31回東京国際映画祭: 「日本映画スプラッシュ」部門監督賞
東京ジェムストーン賞を村上虹郎:受賞
第3回シャルム・エル・シェイクアジアン映画祭:最優秀脚本賞を受賞


原作はブログを検索すると4年前に読みましたが記憶に残ってる作品
『銃』 中村 文則
https://gotoblueseabicycle.hatenablog.com/entry/63889621

不意に自分の過去罪を思い出す。
それは法に触れるようなものではないですけど
何でかな?自分でも分からないスイッチが入ったようです。

後ろめたい気持ち
そして全能の力を手に入れたならば
全てが変えれるような気持ちと


そこから想像する景色と現実のギャップってあるんじゃないかな。

思っただけの違う世界は力を行使しない限り変わらないものですが
そんな全能の神のような力など
実は使うに値するものなど何もないのだ。

引き金こそ引かないものの
それぞれに最終ボタンがあっても見ないふりをしながら
些末な日々に翻弄される日々

胸に迫る濃密な時間がスクリーンの世界でよかった。
しばらく茫然とする。