風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』

この世界の片隅に」に約40分ほど追加シーンを加えたロングバージョン
主にすずが出会ったリンという女性の話が加わることで
すずの人との関係暮しが丁寧に描かれてる。
 
呉市で戦争を生きる女性・すずの物語を描いていますが
現在呉で暮らす私のから見ても湾や山、家々の傾斜や路地の構図がリアル
現在も残った軍関係の建物や病院への道も全く同じ感じに引き込まれ
 
物語そのものも丁寧に心理描写や暮らしへが緻密な部分が
人々の暮らしを描いて本当に存在してたんじゃないかと錯覚するぐらい
 
ちなみに原作者のこうの史代に偶然にすずさんの家で出会ったり
こうの史代さんにすずさん家で偶然出会う!!!奇跡の一日。”
https://gotoblueseabicycle.hatenablog.com/entry/2020/11/01/071133
 
現実と物語が自分の中で交錯した部分もありますが
自分の親や先祖も厳しい時代を潜り抜け
命を繋いだのは間違いのない現実
 
この物語で描かれる時代や人々の先に
地続きでこの暮らしへと繋がる。
 
今度はこの暮らしを繋げることを
意識する時に来てるのではないだろうか?