風の音だけが週末のConversation

一粒の砂に世界を求め 野の花に天国を見出す 掌の中に無限を捉え ひと時のうちに永遠を築く この詩のように生きたいな

『月と散文』 又吉直樹


 

2021年8月から2023年1月にかけて掲載されたオフィシャルコミュニティ『月と散文』に
加筆修正したもので、日常や思考、妄想、家族や友人との関係などが綴られています。
 
細かな拘りが短い文章においても
又吉節ですぐに書き手が分かるような
ユーモアとセンス溢れるエッセイ
 
感心する言い回しとか
「悪いことの中にも良かったことを凌駕する良さがある」とか
細かな表現が心に沁みるワード
 
日常を今よりも何倍もじっくりと味わえるような視点があれば
無限に広がる想像の世界
 
面白さってどこにでもあるものですね。
流石の秀作エッセイ。